ご挨拶

これまでの10年と、これからの10年に向けて。

「みんなが期待する丘咲アンナ」

になりたかった。

文章にするとなんとも言えない哀愁が漂ってしまいますが……。

とにかくこの10年は、”丘咲アンナ”を知るためにライブをやり、お客さんの声を集め、方向性を微調整し、理想の丘咲アンナに向かって駆け抜けました。

そのやり方は間違っていなかったと思います。

今、10年かけて育った”丘咲アンナ”を眺めながら、とても愛着があることに気付きますし、いい人・いい環境に恵まれたのね、本当に良かったねと、心から思います。

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「曝け出せる丘咲アンナ」

になりたい。

いつの頃からか、自分と"丘咲アンナ"の間に深い溝を感じるようになりました。

理想の"丘咲アンナ"を演じていれば怖くない。"丘咲アンナ"を演っているときの自分が好きだったし、いつか"丘咲アンナ"がわたしを飲み込んでくれたらいい、と。

だけど今は違う。わたしの中に"丘咲アンナ"が流れているのを感じます。もう演じなくても、わたしは"丘咲アンナ"で、それをちゃんと愛していける。

ならばもっと曝け出したい。恐れずにわたしの中にあるものを表現していきたい。

≪Let Loose≫は、そんな決意を込めて付けたタイトルです。